入れ歯(義歯)
入れ歯・義歯
入れ歯(義歯)は初代院長の専門分野です。40年以上に渡って入れ歯の技術を磨いてきました。代替わりした現在も、その技術を受け継いでいます。
入れ歯(義歯)とは人工の歯で、むし歯や歯周病など何らかの理由で失われた歯を補う治療法です。歯がなくなったけれど、しっかり噛めるようになりたいという方にお勧めです。他の医院で作られた入れ歯(義歯)が合わないという方も、お気軽にご相談ください。
<このような方にお勧め>
・歯がグラグラしているけれど、我慢してごはんを食べている人
・むし歯や歯周病治療で歯を抜かないといけなくなった人
■入れ歯の種類
入れ歯(義歯)の種類は大きく、「総入れ歯(総義歯)」と「部分入れ歯(部分義歯)」に分けられます。
保険対応の入れ歯と保険が非対応の入れ歯があります。
ほとんどのケースで保険は対応しておりますのでご安心ください。
また、金属を使わない「ノンクラスプデンチャー」と金属を使う「金属床(きんぞくしょう)」など
様々な入れ歯があります。
当院では、患者さまの要望や生活様式をもとに最適な入れ歯の提案、製作をさせていただきます。
目安の治療期間は1~3カ月、治療回数は4~8回ですが、症状により変動します。
総入れ歯(総義歯)
歯茎をがっぽりと覆う入れ歯です。歯をすべて失ってしまったときに使用します。
部分入れ歯(部分義歯)
失った歯を補うために、残っている歯に固定して装着する入れ歯です。歯が1本でも残っていれば部分入れ歯になります。
ノンクラスプデンチャー
一般的な部分入れ歯の場合、両隣の健康な歯に金属製のバネをかけて入れ歯を固定します。口を開けたときにこのバネが目立つのが嫌だという方も多いです。
一方で、ノンクラスプデンチャーはナイロン製の樹脂で作られており、金属製のバネを使用しません。薄くて耐久性に優れ、歯肉に近い色のため、入れ歯に見えないというメリットがあります。
金属床(きんぞくしょう)
金属床とは、入れ歯の床(しょう)と呼ばれる部分に金属を用いているものです。床を金属にすると、プラスチックよりも薄くなり、装着時の違和感が軽減します。また、金属は熱を伝えやすいため、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、料理の温度を感じていただきやすくなります。
汚れが付きにくく清潔で、破損しづらいため、長期間お使いいただける入れ歯です。
歯医者さんの多くで金属床に使用されている金属は「コバルトクロム合金」ですが、金属アレルギーを引き起こす可能性が指摘されています。そのため、当院では金属アレルギーのリスクが低いチタンや、白金化金、ゴールドなどの金属も取り扱っています。詳しくは当院までお尋ねください。
■保険適用外の入れ歯のオプション
インプラントオーバーデンチャー
全部歯をなくしてインプラントを打ちます。これらのインプラントに磁石と相性の良い金属を埋め込み、入れ歯に超小型の磁石を取り付けます。インプラントの固定力を利用するため、しっかり噛むことができ、見た目も美しいです。
当院ではインプラント専門医が対応しているため、安心して施術を受けていただけます。
<インプラント>
あごの骨に、体になじむ素材で作られた歯根を埋め込み、それを土台にして人工の歯を形成する治療法です。天然の歯に近い機能や美しさがあります。
磁性マグネットデンチャー
お口の中に残っている歯を削って、磁石と相性の良い金属を埋め込み、入れ歯に超小型の磁石を取り付けます。磁石の数を多くすることで、バネを一切使わずに済むため、見た目も美しいです。残った歯根を抜く必要もありません。
アタッチメント義歯
残った歯と入れ歯をアタッチメント、つまり、鍵と鍵穴のような装置で固定します。入れ歯の両隣の歯に被せ物をする場合は、この方法を用いることでバネを使わずに済みます。
■入れ歯の費用
種類 |
費用(税込) |
ノンクラスプデンチャー |
143,000~330,000円(金属床併用の場合は別途) |
金属床 |
基本的に330,000~495,000円(片顎のみ) |
インプラントオーバーデンチャー |
143、000円~(インプラントの費用は別途かかります) |
マグネット装置 |
1装置につき110,000円(義歯台は別途かかります) |
アタッチメント装置 |
1装置につき110,000円~となります。 |
■入れ歯のお手入れ方法
<準備するもの>
・洗面器
・入れ歯用歯ブラシ
・入れ歯洗浄剤
・コップ
<食後のお手入れ>
入れ歯を外し、洗面器の上で、義歯用ブラシで優しくこすりながら流水で洗います。
<就寝前のお手入れ>
①入れ歯を外し、洗面器の上で、ブラシでこすりながら流水で洗います。
②洗い終わったら入れ歯洗浄剤に浸けます。
③洗浄時間が終わったら、再びブラシでこすりながら流水で洗います。