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【フッ素】効果的に使えていますか?

[2024.09.21]

こんにちは。

今日はむし歯予防のためのフッ素のお話です。

よく歯医者さんで耳にするフッ素とは、正確にはフッ化物といい歯の質を強くしたり、むし歯の菌を抑制したりとむし歯の予防にとても高い効果があります。

日本で市販されている9割以上の歯磨き粉にフッ化物が配合されているため、ほとんどの方が使用しているのではないでしょうか?せっかく使用するのであれば効果的に使いたいですよね。今回は歯磨き時のポイントをいくつかお話しします。

 

フッ化物にはppmという単位の濃度があり、年齢やむし歯のリスクに応じて濃度と分量を使い分ける必要があります。

歯磨き粉の裏面や、市販のものでもHPを確認していただくとフッ化物の濃度が示されているかと思います。

まず歯が生えてから2歳までの赤ちゃんは濃度は1000ppm以内、歯ブラシの先に1・2ミリの米粒程度。

3~5歳のお子さんは濃度は1500ppm以内、歯ブラシの先に5ミリのグリーンピース大。

6歳以上のお子さん・成人の方は濃度は1500ppm以内、歯ブラシの長さくらいの量(1.5~2センチ)を使用します。

 

歯磨きで汚れをとり、フッ化物をいかにお口の中に留めておくかがむし歯予防のポイントになりますので、

①歯磨きの前に歯ブラシを濡らさない

なにげなく歯ブラシの先を濡らしてから歯磨き粉をつける方もいらっしゃると思いますが、せっかくのフッ化物がお水で薄まってしまったり、泡立ちがよくなり歯磨きがしづらくなるため乾いた歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨くことをおすすめしています。

②歯磨き後にゆすぎすぎない

きれい好きな日本人は歯磨きの後も歯磨き粉が残るとダメな気がしてしっかりゆすぐ、という方が多いのですが少量のお水で一度だけゆすぐようおすすめします。(気にならなければゆすがなくても大丈夫です!)

③就寝前にしっかり磨く

寝ている間に唾液の分泌が減るため、お口の中に汚れが残っていると細菌の量が増えてしまいます。特にお酒を飲んだ時など、歯を磨かずにそのまま寝てしまう...ということがないよう気をつけてくださいね。

以上の点に気をつけて歯磨きをしてみてください。

また歯ブラシの当て方などご不明点があれば、当院で歯科衛生士による歯磨き指導も行っていますので

いつでもご質問ください。

 

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