歯を抜いたあとの治療は?
みなさん、こんにちは。早いもので3月になりましたね。
昨日のポカポカ陽気から一転、本日は雨が雪に変わりました。
春は三寒四温...そして花粉アレルギーの方も多くいらっしゃるかと思いますが、みなさま体調管理に気を付けて過ごしましょう!
本日は歯を抜いたあとの治療についてのお話です。
むし歯や歯周病、歯の破折などにより、やむを得ず抜歯となってしまうことがあるかと思います。
歯を抜いた後はどうするの?というのがみなさまの一番の心配事かと思います。
歯を抜いた後の治療法は一般的に3パターンあります。
①入れ歯(義歯)
入れ歯は1本からでも作ることができ、部分入れ歯や総入れ歯・また材質などにより保険適用のものから自費治療のものまでさまざまな種類のものがございます。
メリットはまわりの歯をあまり削らずにすむため、体にとって一番優しい治療であることです。また取り外しが可能なためお手入れがしやすいこと、壊れた時に修理がしやすいことが挙げられます。
デメリットとしては取り外しをしないといけないので面倒、バネが見えてしまったり、慣れるまでは食べたり発音したりしづらくなることがあります。
とりあえず入れ歯を作ってみて、いつかインプラントに変える、などということもできます。
②インプラント
インプラントは顎の骨に人工の歯根を作ることで、歯を作る治療になります。
メリットは何といっても、インプラント単独の歯が作れるため自然の歯のようにお食事ができること、またまわりの歯を削る必要がないため他の歯の寿命を縮めることがありません。
デメリットは外科手術を受けていただくため、怖くて嫌とおっしゃられる方もいらっしゃいます。また保険適用外になるため、高額になります。
当院ではインプラント専門医が外科手術から歯を入れるまで担当いたしますので、安心して治療を受けていただけるかと思います。
治療費はかかりますが、長い目で見るとやってよかったと満足される方が多いように思います。
③ブリッジ
ブリッジはその名の通り、抜いた歯の周りの歯を削って支えとし、橋を渡すようにして歯を作る治療になります。
メリットは取り外しが必要ないので、お食事しやすく楽とおっしゃられる方が多いです。
デメリットは周りの歯を大きく削る必要があるため、他の歯の寿命を縮めてしまう可能性があること、また再度むし歯ができてしまった際などに治療が大掛かりになってしまうこと、形態が複雑なので汚れが溜まりやすく歯磨きもしづらくなってしまうこと、などが挙げられます。
ブリッジのかぶせ物自体は保険適用のものや、審美性・機能性の良い保険適用外のものまでざまざまご用意しております。
しかしながら、以前は取り外しのしなくていいブリッジが人気でしたが、やはり他の歯を大きく削ることを考えると現在ではあまり積極的におすすめはしておりません。
どの治療も一長一短、抜いた歯に薬を塗ったらまた新しい歯が生えてくる、なんていう夢のような治療があったらよいのですが。
抜歯となる際は、歯を抜く前に歯科医師がカウンセリングを行い、患者様のご要望などを伺います。
納得される治療ができますよう、ご提案をさせていただきますので、ご希望やご質問があれば何でもおっしゃってください。